カンボジアの女の人事情

３月３日。カンボジア9日目。

今日は6時間バスにゆられ、一人プノンペンへ！

こーさんといたり、こーさんの村にいたりするのも
楽しいですが、やはり自分の時間もエンジョイしたいわあと
欲が出てきたので、大都会？プノンペンで１日ひとり遊びすることにしたのでした。

さすがプノンペン、観光客もいるのだけど、なんだか在留外国人が利用しやすい
お店がいっぱい。

カフェやショップも、外国人街のようなお店はまた特にセンスが良く素敵なのでした。




結局買い物はほとんどしなかったのですが一番の贅沢を！！
と、SPAにいってきました。

カンボジアのマッサージやSPAは、
日本の値段と比べるととても安く、ピンからキリあるにせよ
とってもリーズナブルに質の良い幸せを味わえるのです！


私はボディスクラブと、オイルマッサージと、フェイシャルの3時間コースにしてみました。
バナナのクリームやごまをすりこんだり、よい香りの中でとっても幸せ・・・
だったのですが、

担当してくれるカンボジアの女の子の話を聞いていると、なんとも
いえないカンボジアの悲しい現実が浮き彫りになり、リラックスというか、なんというか・・

①ボディスクラブをしてくれた女の子Aさんの話

Aさんは２８歳。結婚して子供を産んだが、夫が飲み屋で知り合った女の子と
長年浮気して、彼女と同棲中。

家には帰ってこず、小さな子どもの養育費も払わない。
Aさんの実家は遠いので、子供をみてもらうわけにもいかず、家においてきている。

Aさんがかわいくないせいだ、とAさんはいう・・・

②ボディマッサージをしてくれた女の子Bさんの話

BさんはAさんの妹。まだ２１歳。
結婚して、８ヶ月の子供がいる。
結婚したばかりの頃は夫は優しかったが、子供を産んでから夫は変わってしまい、
友達と遊んでばかりでうちには帰ってこない。
養育費もくれず、夫自身が働いたお金は、遊びにつぎ込み、家庭にはまわさないので
一人で子供をみるのは大変、と悲しそうな顔でいうのでした・・・
カンボジアの男のほとんどはダメな男だと。

さすがにフェイシャルをしてくれた女の子とは身辺の話はしなかったけど、
カンボジアではまだまだ女性の立場は弱いものなんだなあと、
実感した。

彼女たちは英語も話せず、SPAの安い稼ぎで生活をつないでいる。
心優しく真面目で、浮気されたり
ほっとかれるような、性格の悪い子ではないのは、にじみでているものからわかるのだけど、
そんな現実がまかり通ってしまうカンボジア事情がせつないなあ。

私なんて本当にカンボジアの奥ゆかしく耐えるような女の子とは
幾千万ほどの距離があるような気がしました。