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カンボジアについて思うこと 

こーさんのうちの学校の、日本語の先生キムさんが、やめてしまったこと、
それまでの過程から、いろいろ考えさせられました。

カンボジアで、ビジネスとして、またはNGOとして、
カンボジア人と関わり、カンボジア人を支援している人たちも、
同じような経験は数多くあるでしょう。

ブログの紹介

KIKOのカンボジア便り
元日本人ガイドさん。カンボジアでいろんな意味で奮闘する、カンボジア在住のデザイナーさんです。

赤尾看護師の今月の出来事
アンコール小児病院で看護師のリーダーとして看護師を現地で育英し、現地で奮闘されています

彼女たちの著書やブログの中で、
カンボジアを大好きだから、カンボジアにいて働いてるけど、
カンボジア人に腹がたつことやあきれることもたくさんありつつ、
苦労を感じながらも続けていることに、私はすごいなあと尊敬します。


カンボジアにいたとき、旅行会社やお店で働く日本人たちのたくさんの人は、
カンボジアにいるのに、いつも日本人同士で集まってました 。

それから、日本人同士で、カンボジア人の悪口言ったり、
信じてないような態度をとったりして、日本人同士の仲間意識を高めてるみたいで、
やだなあと感じたこともあった。

それでも、カンボジア人に対して、私もあきれることもありました。


☆旅行会社のガイドやドライバーとして働くカンボジア人。
お客さんからオプションツアーをとっても、
お客さんからいただいたお金は会社に納めずポケットに入れてしまう。

☆孤児院で働いてるカンボジア人スタッフ。
結婚するから金が要る、がんばって働くから、
と孤児院を経営する日本人に相談して多額のお金を借りたあげく、
そのままその金をもって孤児院をやめてしまう。

☆レストランで働いてたシェフ。
仕入れのお金を嘘ついて明細書に書き、浮いたお金は自分のポケットへ。

☆別のレストランで働く女の子のスタッフ。
レストランの食べ物を内緒でたくさんうちへもって帰ってしまう。

これらのこと、例え日本人にばれて、指摘されてもみなほとんどの場合、
認めず、逆切れしました。

だけど、例にあげたカンボジア人はみんな私の友達で、
みんな私に優しかったし、心を打たれたこともたくさんあった。
言い分もあったと思うし、そう、思い出せば本当に
私という友達を大事にしてくれた。

そしてもちろん、みんながこういうことをするわけではありません。
友達や家族を大事にし、助け合います。

でも、なかにはお金が足りない、日本人はあるのにけちだと日本人を悪くいう
人もいます。
日本人は裕福にみえるでしょう。
外国人と働くカンボジア人のひとたち、生活に困るほどの給料ではないと思うけれど。
それでも、日本人と働くのはストレス、わかってくれないと、雇い主に対して
口をそろえていいました。

ヨウコは違うね、ヨウコはいい人と友達は言った。
それは、私は当時雇い主でもなく、仲のいい関係を壊したくなくて、何も言わなかったから。

逆に、カンボジア人は○○だ、とレッテルをはって、
一緒に働く外国人が、大事なスポットではカンボジア人を敬遠したりしてしまうこともみられました

集まっていた日本人同士。
現地では、少数派の日本人だから、自分たちの価値観やモラルを、
「大事だよね、おかしくないよね」
と確かめあいたいから日本人は集まってしまうのかもしれない

だけどだけど、多くの日本人やカンボジア支援をしてる人は、
やっぱり根本は、カンボジア人に自分の足でたってほしい、と思ってるし、
カンボジア人を信じたいと思ってると思う。

ほんとは、孤児院の管理やレストランの収支や金銭管理も、
任せたい、と思っています。
少なくとも私の知ってるケースでは。

そうでなくては、ずっと日本人はかかりっきりでなくてはいけません。

やってあげるんじゃなくて、自分でやれるように育てたり知識や経験をわけたい。

だからこそ日本人スタッフじゃなくカンボジアスタッフを雇う、そんな経営者も多いです。

アンコール小児病院で働く赤尾看護師や、
マダムサチコのアンコールクッキーというカンボジアの土産やさんのお店の経営者、さちこさんもそうです。

お互い文化も違う。
それから、カンボジアはポルポトや内戦で、経済や教育、
たくさんのことが1度崩壊してしまった。今でも賄賂が横行しています。

根気強くやればいつかは認められる、とゆう意識さえ、
その時そがれてしまったのが残ってるのかもしれない。
モラルやルールを守る意識が薄い部分、物事を解決するには金がすべてな部分もあります。


でも、たくさんいい部分もあるカンボジア。
わたし、たくさん知ってます。

こーさんからも、たくさん教わります。

そして私はまだカンボジアの一部しか知りません。


私はカンボジアで働いてる日本人ほどの苦労もないし、
カンボジア人の生活苦やストレス、心情も、わからない。

でも、カンボジアのひとたちには、外国人の支援を踏み台にして、
そこからどんどん高く登っていってほしい。
同じことを繰り返すのではなく。使った足台を踏み倒してどこかにいってしまうのではなく。


そして、日本人も。
興味や好奇心のカンボジア好きでもいい、カンボジア人に腹をたててもいい。
いろんな日本人がいて、時に挟まれるような気持ちになることもあります。
でもそれでいいんだと思います。

ただ、きれいごとなんてないから、続けていく。
その先のものがあるなら、みれるならみてみたいです。

私の思ったことを長々と綴ってしまいました。
読んで気を悪くした人がいたらごめんなさいね。



でも今回のこの気持ち、私も乗り越えたい、いつか、まだ未熟だったなと、
ふりかえられるよう、残しておきます。


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コメント

同じ人間!
生まれた国が違う 環境が違う
色んな事が違う人間が集まれば
色~んな人が出てこなければ 変!
何人だから あ~だこ~だという人を
僕は大嫌い、、、日本人だってずるがしこい奴
いっぱい見てきたもん
でも くっさいけど”思い”があれば
人間変われるハズ 変わらなきゃ

直接関わっているyokoさん旦那さんは
とっても大変だろうけど じっと耐えて踏ん張って!
僕らはなんにも出来ないけど 40キロ離れたとこに
応援してるおっさんが居る事を忘れないで!

白馬のおっさん #HX8EHCgA | URL | 2011/10/14 18:43 * edit *

白馬のおじさまへ

いつもありがとうございます。
Tさんがコメントくれるかなあ・・・が最近楽しみになっています!

こーさんが、何度も何度も「気にするな、大した問題じゃない」
て励ましてくれるので、単純だからだんだん元気になっちゃいました

ゆっくりゆっくり
また探してゆきます。

本当に励まされています。これ(今週からは職場でも)
よろしくお願いしますね

こーさんのうち #- | URL | 2011/10/17 07:13 * edit *

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