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カンボジアの伝統医療とこーさん 

赤尾和美さんの、本を読みました。

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この小さな笑顔のために


カンボジアの医療事情が、笑いと涙と、
何より和美さんが悩んだりぶつかったりしながら、
それでもカンボジア人やカンボジアの風土や文化を愛してるから看護師を、
カンボジアで続け、育てているのがよく伝わってきます。


そのなかで、カンボジアの民間治療、歴史と仏教のなかから生まれた
民間療法とうまく共存していく難しさが綴られています。


カンボジアのクルー(先生)クマエ(カンボジア):カンボジアのカンボジアの先生?
ではなく、クルークマエとは、カンボジアの伝統呪術師なのです。

彼らは、ありとあらゆる術(技術)で、病気を治したり、悪い霊を追い出したりする、
西洋医学とは一線を画した方法で治療を行うのです。

カンボジアの村ではこのクルークマエを信じている方がたくさんいて、
例えば骨折や怪我、病気をしてクルークマエのところに行くと
自分で薬草を調合して、口に含んで
口からぺっぺと、傷口やその骨折部位にふりかけるのです。


私の友達でも足をバイクで転んで骨折して
クルークマエにかかり、ぺっぺとやってもらったら3ヶ月で治った!と
誇らしげにゆってる人がいました・・・

このぺっぺ。
でも傷口に、ぺっぺしたところ、そこからばい菌がはいり、
結局傷口が腐り、片腕を切断したという例も
和美さんがであったケースにはあるようです

伝統医療は、その人が信じているのだし、
むやみに否定はできません…

でも時には命を左右してしまいそうなとき、
どうやって病院での医療との兼ね合いを図るか、
難しいところ、と和美さんは切実に語ります


こーさんのエピソードを紹介。

①こーさんと自転車二人乗りをしたとき、
二人で道路で転びました。
縁石に額をぶつけ、血がだらだらでるこーさん。
額の切り傷に、タバコのヤニで止血し、バナナの皮を薬代わりにあててました。

ナースの私がすすめる薬と包帯をつっぱね、
傷が治るまで冷蔵庫には
バナナの皮だけがちょんと入っていました…



①コイニング。
具合のわるいとき、体の中の悪いもの(精神?)を出すとゆうことで、
コインを使って、体に五円玉くらいの丸い内出血を無数に作ります。

こーさんの体が一気に水玉模様に!
体をいたぶるみたいで私はみてられない


③やけどには歯みがき粉。
私がカンボジアで、前にバイクのマフラーで火傷をしたとき、
こーさんはいつのまにか歯みがき粉を私の足の火傷をしたとこに塗り付けてました。


でも私はそれを拭って氷で冷やしましたが結局水泡になり、
最後には感染し点滴するはめになりました。

そこでカンボジアの村の人々がわたしに口々に言った言葉は
「歯みがき粉つければ治ったのに」

それからはカンボジアで小さい火傷するごとに私はせっせと
歯みがき粉をすりつけます。
わたしはもはやナースかなんなのか…



次回へ続く・・・
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